Traffic Rules
グアムの交通ルール
グアムで運転するときに、日本の感覚のままだと戸惑いやすいルールを一覧にまとめました。各項目の解説には、根拠となるグアム法(Guam Code Annotated、GCA)の条文番号を示しています。
運転操作のコツや具体的な場面ごとの注意は、ページ下部の関連ガイドで詳しく解説しています。
日本とグアムの違い一覧
| 項目 | 日本 | グアム |
|---|---|---|
| 通行方向 | 左側通行・右ハンドル | 右側通行・左ハンドル |
| 赤信号 | 直進・右左折とも停止 | 完全停止後、安全なら右折可(禁止標識のある交差点を除く) |
| 速度の単位 | km/h | mph(マイル毎時) |
| 速度の上限 | 道路ごとの規制 | 島内どこでも45mph(約72km/h)が上限。標識があればその数字に従う |
| スクールバス | 停車中は徐行 | 乗降中は後続車も対向車も完全停止 |
| 道路中央の黄色い車線 | ほぼ無い | 通常の走行には使わない(左折の準備などに限る) |
| スマートフォン | 保持・注視が違反 | 信号待ちを含め、持つことも操作することも違反(ハンズフリー通話を除く) |
| チャイルドシート | 6歳未満 | 4歳未満はチャイルドシート、4〜11歳で約144cm未満はブースター等 |
| 車内の酒類 | 飲酒運転の禁止 | 同乗者の車内飲酒、開封済み容器の車内持ち込みも違法 |
| 事故の届出 | 警察へ報告 | 人身事故、または物損が50ドル以上なら24時間以内に警察へ書面で報告 |
右側通行:曲がった後の車線に注意
直進中より、右左折を終えた直後や、敷地から車道へ合流するときに、左側へ寄ってしまう間違いが起きやすくなります。左折は交差点の中心の先まで進んでから曲がり、曲がった先でも右側の車線に入ります。
赤信号の右折:「右折してもよい」であって「右折しなければならない」ではない
停止線の手前で一度完全に止まり、横断中の歩行者と、青信号で進んでくる車に道を譲ってから曲がります。「NO TURN ON RED」と書かれた標識が立っていれば、その交差点では信号が青に変わるまで待ちます。後ろの車にクラクションを鳴らされても、安全を確認できなければ待って構いません。
信号のない交差点に2台がほぼ同時に入る場合は、左側の車が右側の車に道を譲るのが原則です(16 GCA §3325)。
速度:45mphは上限であって目安ではない
グアム法は、45mphを超える速度を一律に違法としたうえで、道路・交通・路面の状況に見合った安全な速度で走ることを求めています。学校周辺などでは標識でさらに低い速度が指定されます。
| 標識の数字 | km/hに直すと |
|---|---|
| 15mph | 約24km/h |
| 25mph | 約40km/h |
| 35mph | 約56km/h |
| 45mph | 約72km/h |
スクールバス:反対車線の車も止まる
子どもの乗り降りのために止まっているスクールバスには、どちらの方向から近づく場合でも、その場で完全に停止します。子どもが道路から離れて安全な場所に移るまで、発進も追い越しもできません。一般の路線バスが車道上で乗客を乗せ降ろししている横を通る場合は、10mph以下まで速度を落とします(16 GCA §3301(d))。
中央の車線:旅行者は「左折待ち」だけに使う
幹線道路では、上下の車線の間に黄色いラインで仕切られた車線を見かけます。3車線の道路についてグアム法は、中央車線を使えるのは見通しのよい場所での追い越し、左折の準備、標識で進行方向が指定されている場合に限ると定めています。車線の多い道路でも、この車線の使い方は路面の矢印と標識に従います。旅行中は、左折する直前に入って対向車が途切れるのを待つ使い方だけにしておくのが安全です。Uターンは、標識や信号で認められた見通しのよい場所でのみ行います。
スマートフォン:ホルダーに固定していても操作は違反
グアム法は、運転中に携帯電話を「手に持つ」ことだけでなく「使う」ことも禁じています。信号待ちや渋滞での停止中も運転中に含まれます。認められているのは、Bluetooth等によるハンズフリーの音声通話(イヤホンは片耳まで)と緊急通報です。ナビの目的地は出発前に入力し、途中で変えるときは道路の外へ出て停車してから操作してください。
罰金は1回目が100ドル以上、2回目以降が500ドル以上、違反が事故の一因となった場合は1,000ドル以上で、免許の停止・取消の対象にもなります。なおグアム法は、レンタカー会社に対し、この携帯電話の規制内容を全ての利用者へ案内するよう義務づけています(16 GCA §3346.1(e))。
シートベルトとチャイルドシート
前席・後席を問わず、全員がシートベルトを着用します。子どもの装置は年齢と身長で決まります。
- 4歳未満:基準に適合したチャイルドシート
- 4歳から11歳までで、身長が144cmに満たない子ども:ブースターシート、または体格に合うチャイルドシート
チャイルドシートの貸し出しは車両の予約時にお申し込みください。
車内の酒類:同乗者も対象
運転者の飲酒運転に加えて、走行中の車内で同乗者が酒を飲むこと、封を開けた酒類を車内に置いて公道を走ることも、グアムでは軽罪(ミスデミナー)にあたります。飲み残しを持ち帰る場合は、座席やグローブボックスではなくトランクに入れてください。
事故:軽い接触でも警察とレンタカー会社へ連絡
事故が起きたら、その場で停車し、けが人がいれば救護して、相手と氏名・連絡先・車両登録番号を交換します。けが人が出た事故と、損害額が見た目で50ドルに達する事故については、発生から1日(24時間)以内に警察へ書面で報告することが法律で義務づけられています。レンタカーの修理費は小さな傷でも50ドルを超えることが多いため、自分で判断せず、警察とタイコーレンタカーの両方へ連絡してください。けが人がいる、火災や危険がある場合は911へ通報します。
さらに詳しく知りたい方へ
- グアムでの運転完全ガイド:主要道路の特徴、雨の日・夜間の走り方、日本の免許での運転期間
- グアムの駐車場完全ガイド:路上駐車の向き、駐車禁止の場所、ホテル・ビーチでの注意
- グアムの交通違反ガイド:警察に止められたときの対応、事故後の流れ
このページは2026年9月時点のグアム法(Guam Code Annotated)に基づいています。法律は改正されることがあり、現地では警察官の指示、信号、標識、路面表示が常に優先します。

